この度、日本高血圧学会主催の「高血圧フォーラム2023」の代表世話人を仰せつかりました香川大学医学部薬理学の西山 成でございます。このような栄誉ある機会をいただきましたことを心より感謝申し上げますとともに、2023年5月19日(金)・20日(土)・21日(日)に学術集会を開催する運びとなりましたので、この場をお借りしましてご挨拶申し上げます。
この新しい「高血圧フォーラム」は10年間開催されてきました「臨床高血圧フォーラム」に代わり、より会員の皆様のダイバーシティを強く考慮した学術集会として生まれ変わったものです。今回が初めての開催ですが、初日の5月19日(金)は基礎研究を中心とした学術集会を完全オンラインにて、二日目の5月20日(土)と三日目の5月21日(日)にはそれぞれ4回目のDigital Hypertension Conferenceと臨床高血圧を中心とした学術集会をハイブリッドで開催することを企画させていただきました(現地開催は東京・日本橋)。
初日の基礎研究についての学術集会は新たに設立された基礎研究推進部会が、二日目のDigital Hypertension Conferenceはフューチャープラン委員会が、三日目の臨床高血圧についての学術集会は実地医家部会がそれぞれ中心にプログラムを企画し、オンラインにはメタバースのシステムを採用いたします。このように、さまざまな分野の会員皆様と、これまで体験したことのないプログラムを共有できるのではないかと、今から大変ワクワクした気持ちになっております。一方で日本高血圧学会の方針として、今後この「高血圧フォーラム」をサステナビリティのある学術集会とすべく、運営は代表世話人(一日目、二日目の世話人を兼務)の私と三日目世話人の勝谷友宏先生、日本高血圧学会事務局が中心となって実施することにいたしました。このように、学会プログラムのみならず、その実施・運営形態に至るまで、新しいチャレンジが凝縮された学術集会となります。
3年間にも及ぶCovid-19パンデミックは世界情勢を大きく変えました。多くの命を奪った一方で、新しいワクチン開発や医療体制の構築以外に加え、デジタル化を代表とした大きな行動変容をもたらしました。私は、世の中が大きく変わっていく現況でより進化し続けるためには、常に新しいものにチャレンジすることが必要であると考えております。本会へのチャレンジが皆様にとって、そして日本高血圧学会にとって大きな実りとなるよう準備を進めてまいる所存ですので、何卒ご協力賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
それではポストコロナにおいて皆様と、メタバース空間で、あるいは直接お目にかかれますことを心より楽しみにしております。
【現地会場】コングレスクエア日本橋
URL:https://congres-square.jp/nihonbashi/
【Web会場】メタバースVirbela
URL:後報
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